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2008年02月18日

心配しないで!食物アレルギー



心配しないで!食物アレルギー



この書物は、食物アレルギーの子を持つ親の会代表の武内さんが娘さんの食物アレルギーの子育てに取り組んだ約20年間をまとめたもので、2005年12月に出版されました。「乳幼児期、幼稚園時代、小学校時代、中学・高校時代、大学入学と今」という、これから私達の子どもが辿る道のりでの親の思い、子の思いを綴りながら、その場の対応策などをまとめた1冊です。

これは医療者側が治療法や対応策をまとめたものではなく、私達と同じ食物アレルギーの子を持つ親がまとめたものなので、自分の願いや不安などの思いを重ねながら読むことができるのと同時に、入園・入学後に起こりうる食が絡んだ諸問題への対策(園・学校選び、弁当・給食問題、調理実習や修学旅行・体験学習などへの参加、外食や旅行など)はとても参考になる内容でした。

また、その時々での娘さんの記憶も綴られていて、子ども達の気持ちを垣間見るような思いでした。もちろん、子どもの性格は個々で異なるので、ここに綴られていることと、まったく逆の思いもあるかもしれませんが、子どもは子どもなりに楽しめる方法を成長とともに習得していくのではないかなと思えるようになりました。

たとえ、重篤であっても、一部食べられないものが残ったとしても、徐々に食べられる種類が増えるし、その中で、子ども達が友人達と外食や旅行を楽しみ、普通の子どもと同じように、これからの人生を楽しんでいける希望をもたせてくれた1冊でした。

この本を1冊読み終えた私の心は今までの気負いが、ほんの少しだけ解放された気分です。もちろん、不安は多大です。時々マイナスに考えることもあるし、イライラすることも多いのは言うまでもありませんが、私のような親でなければ…と思うことも多いです。でも、この本を読んで、子ども自身が人生を楽しめるコツを学び、最終的には、子どもが自立できるまでのサポートでいいんだと思え、子どもの辛さを一生背負わなければいけない気分になっていた自分にようやく気づいたように思えました。

この本で、自分の選んでいる治療方針は間違っていないとも再確認できたように思います。もちろん、治療法は無数にあるので、どれが正解とか、どれが間違いとかはないとは思います。各家庭に最もあう治療法を選ぶことが重要なのだと思います。

「食物アレルギーがあっても、それぞれのからだにあう食べ物、あわない食べ物が特定できれば、食事のコントロールができて、快適な生活が送れるようになり、アレルギーとともに暮らすことは決して不幸なことではない」という言葉には、本当に心が救われた思いで一杯です。他にも、思春期や反抗期など、色々乗り越えるべき注意点などもわかりました。

最後に、心配しないで!食物アレルギーの巻末には、私達が頭を抱える食品表示について詳しく書かれていますので、役に立つと思います。


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posted by chika♪ at 20:32| 食物アレルギー