私の本棚(Amazonストア)
アレルギー・アトピーにやさしい食品(Amazonストア)

2008年03月08日

ゆうちゃんとアトピー

ゆうちゃんとアトピー




2006年4月に出版されたこの絵本は、大人になってアトピー性皮膚炎が再発した著者の気づきを書いた1冊です。著者は症状の悪化で苦しんだ時、「体は心のサイン」という気づきを受け止め、それを受け入れた時、すべてが良い方向に進んでいくように思えたそうです。

痒みや皮膚症状なども自分の一部と認めることができたとき、そして、頑張ってる自分を受け入れることができたとき、やさしくされることが気持ちいいと認めることができたとき、心がすっと軽くなり、明るくなったのだと思います。著者はこういう気付きを今アトピー性皮膚炎で苦しんでいるお子さんや大人の方、そしてアレルギーやアトピーをもつお子さんの育児をしている保護者の方とシェアしたくて、絵本を作ったそうです。

絵本はひらがなが読めれば、年中さん以降なら読めると思います。私はこれを読み終えたとき、今頑張ってるママさん達に読んで欲しいなと思いました。子どもが食物アレルギーやアトピー性皮膚炎とわかったとき、自責して苦悩する方がほとんどだと思います。子どもの治療や育児には必死になるものの、苦悩する気持ちから抜け出せずに混沌としてる方も多いと思います。これを読んだ時、「今頑張ってる自分をもっとたくさん認めて(褒めて)いいんだよ」と伝えたくなりました。

苦悩の原因には、「顕著に改善が進まない、どうしてもこれらの疾患を受け入れられない自分がいる、自責の念が強い、周囲からの言動で傷つく」などがありますが、それよりも食物アレルギーやアトピー性皮膚炎に必死で立ち向かいながら、上手に付き合おうとしている自分を周囲からあまり認めてもらえないことがもっとも大きな理由かなと思いました。

どんなに頑張っても、どんなに辛くても、その気持ちをなかなか受け止めてもらえない、そんな辛さ、きっと私だけではないはず… そんな状況におかれると、どうしても自分を認められず、否定してしまう傾向が高くなるけど、自分だけは少なくとも頑張っている自分を認めること、これはとても大事だと思います。苦悩してる時にはなかなか思えないけど、1日数分でもいいから、自分を抱きしめるようになると、少し落ち着ける自分がいます。

「自分を認めるといっても、何もない」と言う方もいるかもしれません。でも、探せば、きっとたくさんあると思います。除去食を作っている自分、代替給食やコピー給食を作っている自分、園や学校と給食や生活の注意点について話し合う自分、ネットや本などから情報収集をしている自分、子どもの夜泣きや痒みに付き合う自分、除去食しながら授乳する自分、専業主婦で24時間子どもと向き合いながら、家事や料理をしている自分、働くママで仕事・育児・家事・料理をこなしている自分、病院にこまめに通う自分など、普段誰でもしているような事柄だから、決して褒めることでもなんでもないと思えるような些細なことからでもはじめると良いと思います。

疾患が絡むと、どうしても完璧性を求めてしまうけど、完璧に何でもできる人はいないと思います。私なんかも欠陥だらけ… その欠陥を責めてしまうけど、結局は完璧にできなくてもいいいと思うんです。少しでも何かにトライしようとする自分を認めてあげるだけ…

自分を認められないときはどうしても子どもや旦那に辛く当たることが多くなりますが、自分を少し認めることで、笑顔で少し向き合える時間が増えたりします。もちろん、毎回上手くとはいきませんが、その気持ちだけは大切にしたいなと思います。自分を少しでも認めると同時に、他の多くの人の頑張りも素直に認めてあげたいな… だって、みんなたくさん頑張ってるから!


ゆうちゃんとアトピー

posted by chika♪ at 16:35| アレルギー・アトピー子絵本