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2009年08月16日

食物アレルギー除去と解除の基本



食物アレルギー除去と解除の基本



今年4月から毎月定期購読している冊子「食べもの文化」の2009年4月号別冊でしたが、8月に単行本として発売されたようです(表紙から別冊の文字が消えただけだと思います)。以前、こちらで紹介した「基礎からわかる!アレルギーの治療と対応改訂」とこちらで紹介した「あきらめないで重症アトピー性皮膚炎もきっとよくなる」の著者である眞鍋先生が、除去と解除の項目についてわかりやすく説明してくれた1冊です。

食物アレルギーの治療方針はガイドラインができましたが、いまだに医師の方針や親の価値観で多様です。そのため、除去・解除の方法も医師や個人の体質によっても、多様です。どこまで除去をすればいいのか、除去後の解除はどのように行えばいいのか、不安や悩みは多大だと思います。除去食の実施ポイントとしては、医師のもとで、症状の出ない程度の厳密な除去、その後徐々に緩める、除去したら、他で栄養を補い、除去は2歳頃を目安に、経口負荷試験等を行い、それ以降は解除を視野にいれていく、内服薬を利用して、軽度の制限になることも視野に入れるなど、個人的にとても納得できる内容でした。

主なアレルゲンの特徴と除去・解除の仕方について説明されていて、例えば、卵なら抗原性の強いものから弱いものへ7段階にリスト化されています。除去のレベルを決めるときや、除去を緩めるときの食品選びの参考になります。他、食物アレルギーの基礎知識、保育園での対応についても述べられています。

参考までに、除去をすれば、いずれは除去解除を視野に入れることが必要になります。除去解除には血液検査や皮膚検査の結果のみならず、経口負荷試験が必要になります。経口負荷試験を行う医療機関はまだ少ないのですが、今年4月に食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン(2009)も出ましたので、参考になると思います。


食物アレルギー 除去と解除の基本

posted by chika♪ at 09:48| 食物アレルギー