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2009年08月23日

食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン〈2009〉



食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン(2009)



食物アレルギーの治療方針は、医療機関や家庭の考え方等により多岐にわたります。そのため、日本小児アレルギー学会の食物アレルギー診療ガイドライン(2005)に引き続き、昨年は厚生労働省の免疫アレルギー疾患等予防・治療等研究事業科学研究班から、食物アレルギーの診療の手引き2008&食物アレルギーの栄養指導の手引2008が発刊されました。さらに、今年は日本小児アレルギー学会から、食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン(2009)が発刊され、この3〜4年で食物アレルギーに関する診療については大きな進展を成し遂げました。

経口負荷試験は、アレルゲンの確定およびアレルゲンの耐性獲得の有無(除去解除に向けて)のために必要となる検査ですが、まだ標準化された方法がなく、医療機関ごとに医師の経験に基づいた方法で行われることも多いのが事実です。また、この検査をするには、医師の経験と人員、安全性への配慮等が必要なため、実施できる医療機関が限られているのも現状です。さらに、食物アレルギーの診断には必要な検査でも、保険適応になったのが、一定基準を満たした施設での入院による実施で平成18年度から、外来での保険適応は昨年からです。私の子ども達は外来での負荷試験を幼少からしていただいておりましたが、2年前に保険診療のことを知り、主治医のボランティアでやってくれていたことに対して、とても感謝の気持ちで一杯になったのは言うまでもありません。

食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン(2009)では、検査の適応決定、実施体制の整備、実際の方法、検査の流れの具体例などが示されていました。このガイドラインには今後の課題として残されている部分はありますが、少しでも多くの医療機関で、経口負荷試験の導入を検討していただけると、少しでも多くの食物アレルギーを持つ親子が適正な除去と解除ができる治療に臨めるのではないかと期待したいと思います。


食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン〈2009〉
posted by chika♪ at 00:00| 食物アレルギー