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2010年08月20日

さいごのトマト



さいごのトマト



著者が中学2年生の時に広島で被爆した体験をまとめた書物で、2010年4月に発刊されました。広島に原子爆弾が投下された昭和20年8月6日から65年が経過しました。原爆体験者が高齢化してきました。この本を読み、これらの体験を風化させずに、戦争の恐ろしさ、原爆の悲惨さ、生き延びても、体に残る放射線による健康被害で苦しまれている方々の思いなど、戦争を体験していない私達は子ども達や孫達の世代まで忘れ去らずに伝え、平和について考えていく必要性があることを改めて感じました。

私は約12年広島市内に住んでいました。平和記念公園内にある原爆ドームや平和記念資料館には何度か足を運び、実際に展示を見ることで、戦争や原爆の恐怖と平和のありがたさを実感した時代があったことを思い出しました。広島では8月6日に平和祈念式典があるため、朝早くからテレビでその報道がなされ、原爆が投下された午前8時15分に一斉に黙祷が捧げられます。12年住んでいる間に、それが慣習化され、8月6日、9日、15日は黙とうをしていました。上京後しばらくはリアルタイムで平和祈念式典の模様や黙とうの合図がテレビ報道されない違和感をいだきつつ過ごしていましたが、こちらに10年住んでいると、リアル報道されないことが、また普通の感覚になっている自分を反省しました。

今回体験談を読み、当時の様子が頭に浮かぶような印象を受けました。もちろん、実際はもっともっと悲惨で過酷な状況だったと思います。そのことで「平和」を改めて強く認識しました。この本は文字も大きく、ふり仮名もあるので、子ども達への読み聞かせだけではなく、小学生中〜高学年の子どもたち自身でも読むことができると思います。たとえ少しずつでも、子ども達と平和について考えていきたいと思いました。



さいごのトマト―ヒロシマを、わたし自身の「ことば」で

posted by chika♪ at 23:12| その他