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2010年10月16日

もっと弁当力!!



もっと弁当力!!



今年7月に生協の連携企画で、竹下和夫さんの「弁当の日」の講演会を聴く機会がありました。講演開始早々の映像からはじまり、会場内は涙・涙の連続で最後までお話を聴きました。小学5〜6年生の子どもたちが自分ひとりでお弁当を作ること、それは単に弁当を作ることができるというだけではなく、親子それぞれの気持ちやコミュニケーション力、自分で行動を起こす力とその達成感、創意工夫など、子ども達自身が自分で生きる力をつけていく過程のすばらしさを強く感じました。

この「弁当の日」を応援し、自らも九州大学の1年生の授業で、「弁当の日」を実践している佐藤健史さんの本を図書館で見つけたので読んでみました。この本は今年5月に出版され、最近のお弁当事情とお弁当の力、そして、大学生が弁当の日に取り組んだ感想などをまとめています。自分でお弁当作りを実践することで、お弁当を作ってくれた親の気持ち、そして自分の本当の気持ちに気づき、当時を振り返れば多くの感情があったにせよ、親への感謝をいだくようになった方が多いように思いました。また自分で地元の食材を探す課題をこなすことで、農業や漁業など、自分達の食卓を支えてくれている方がいることへの感謝の気持ち、お弁当を持ち寄ってみんなで食べあうことで、みんなにいかに喜んでもらえるか思考錯誤したり、また自分が作ったものを食べてくれるかどうかの不安と同時に完食してくれた喜びを味わうなど、一度に多くの体験をし、これからの人生をしっかりと生きるきっかけになっているように感じました。小学生からはじめてもいいし、中高生や、大学生、いつ経験したとしても、得るものは大きいなと感じました。

子ども達は完全お弁当の幼稚園に通いました。娘の時は手作りも含め、色々なモノを頑張って詰めていた記憶がありますが、息子はアレルギーの数が多いだけではなく、野菜や果物をほとんど食べない偏食が強く、手作りが少なく、本人が希望するウインナーやミートボールなど加工品が中心で、それは私がとても自分を責めているところです。無理でも野菜など手作りを入れてほとんど食べてくれず、文句を言われて毎日辛い気持ちで一杯になる選択をするか、弁当作りは楽になる上に、お弁当を残さずに食べてくれる選択をするか、結局私は後者を選んでしまいました。いずれを選んでも、実は辛い気持ちなのです。でも息子のお弁当を考えると、本を読み始めて感動しながらも、強い後悔の念が思い出され、少し辛くところもありました。でも、そんなお弁当でも、将来大きくなった時に、2年間毎日頑張って作ってくれたんだと少しでも思い出してくれると嬉しいなと思います。

この本を読んだ後、息子に「ママにお弁当作ってよ」と言ってみました。「今から作るから、手伝って」と期待したら、カツオ節の出汁で作ったうどんを一緒に作り、少し分けてくれるのかなと思ったら、息子が全部食べてしまいました。ママのために作ると言ったことすら忘れている感じ(笑)。でも、練習中の出汁を喜んで食べてくれる一瞬でもあります。息子の小さい頃はアレルギーに対する不安感がとても強かったため、娘にはなかなか料理の手伝いをさせることはできませんでした。そのため、最近卵焼き程度は作れますが、今でも娘は料理に興味があっても、手伝うことには遠慮しがち。一方、息子は年長の頃から包丁を持ちたがり野菜などを切るし、肉野菜炒めやうどんをゆでるなど簡単な料理を手伝うようになりました。息子のアレルギーを考えると、自分で料理ができるようになって欲しい気持ちが強かったのだと思います。これまでのいろんな思いに心が揺り動かされた数日となりました。


もっと弁当力!! 作って伸びる子どもたち
泣きみそ校長と弁当の日

posted by chika♪ at 02:19| 食育